北北海道を牛柄トラックで駆ける牛削蹄所。菅原道北削蹄所のオフィシャルサイトです。

牛の奇妙で困った習性

牛は細長いものを飲み込んでしまうという困った習性があります。例えば、鉛筆やペン、釘、針金など、細く長いものだったら何でもかんでも飲み込んでしまいます。どうしてこのような習性があるかははっきりしていませんが、もし、釘のようなものを飲み込んでしまって、お腹の中で刺さってしまったら大変です。そこが第2胃だったら、すぐとなりに横隔膜、さらに心臓があるので、心臓を傷つけてしまうことになり、命取りにもなりかねません。このような疾病を、創傷性横隔膜炎または創傷性心膜炎といいます。この病気になった牛は、痩せてしまい、泌乳量も乳質も低下してきます。
 軽度なものなら胃の中に強力な磁石などを入れて、突き刺さっているものを取り除くこともできますが、たいていは治療の施しようがないので、廃用にするしかないようです。
 予防のため、普段から胃の中に強い磁石を入れる、または牛のまわりに釘や針金などを置かないように注意する事が大切ですね。
ちなみに、当社の社員が、頭に巻いているタオルが牛さんに食べられてしまったという事件が過去に一度だけありました。


参考文献:畜産ZOO鑑
写真素材:Rhodesian diary (マークのポンコツ写真館)

by EITARO(sato)

2014-7-31 Category コラム, 牛コラム | Leave a Comment

Hokkaido Photo 7/31




Nikon D60 SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM
photo by SHUN
士別にて

2014-7-31 Category shun, 風景フォト | 2 Comments

kitami


今年も開催された、片山削蹄所 『エビ祭り』 !!
総勢19名で北海シマエビ15㎏を15分でペロリ (@_@)
半期を終了し、スタッフの労をねぎらう粋な計らい!!

エビお預け中の上岡くん!

2014-7-28 Category sugaWara, 風景フォト | Leave a Comment

Hokkaido Photo 7/25




FUJIFILM X-M1 FUJIFILM XC16-50mm F3.5-5.6 OIS
photo by EITARO (sato)
南富良野 鉄道員(ぽっぽや)撮影現場にて

2014-7-25 Category eitaro, 風景フォト | Leave a Comment

staff photo 7/22




FUJIFILM X-M1 FUJIFILM XC16-50mm F3.5-5.6 OIS
photo by EITARO (sato)
南富良野 鉄道員(ぽっぽや)撮影現場にて

2014-7-22 Category eitaro, 風景フォト | Leave a Comment

牛フットセミナーが名寄にて行われました。

酪農及び肉用牛経営における生産性向上を図るため、蹄病予防等対応フットケア普及推進事業の一環で
平成26年度牛フットケアセミナー 北海道開催が、7月17日(木)に、主催:公益社団法人 日本装削蹄協会、
北海道牛削蹄師会協力のもと、名寄市の産業高校 名農キャンパスで行われました。
これまでの事業で得られた削蹄効果の検証成績などを活用した護蹄管理の重要性を普及啓蒙する事業となりました。

■当社菅原は削蹄講師として出席しました。






■北海道牛削蹄師会長 阿部優氏の挨拶。



■日本装削蹄協会 服部 調査役



■日本装削蹄協会 田島 部長



■日本装削蹄協会 大沼講師によるセミナー


■当社菅原による実演削蹄






■写真左 当社倉口









■枠場を使用し 名寄産業高等学校 生徒さんによる削蹄体験















名寄産業高等学校 大橋先生、福原先生 開催までの準備、ご協力ありがとうございました。


byRIMU

2014-7-22 Category コラム, 講習会 | 2 Comments

furano





南富良野町 ~映画『鉄道員』ぽっぽやロケ地にて~
sony rx100
photo by sugaWara

2014-7-19 Category sugaWara, 風景フォト | 2 Comments

とあるphoto



ブリっ鰤ぶり )^o^(

Hokkaido Photo 7/18




Nikon D60 SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM
photo by SHUN
南富良野にて

2014-7-18 Category shun, 風景フォト | Leave a Comment

Hokkaido Photo 7/17




Nikon D60 SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM
photo by SHUN
士別にて

2014-7-17 Category shun, 風景フォト | Leave a Comment

Hokkaido Photo 7/15




FUJIFILM X-M1 FUJIFILM XC16-50mm F3.5-5.6 OIS
photo by EITARO (sato)
南富良野 鉄道員(ぽっぽや)撮影現場にて

2014-7-15 Category eitaro, 風景フォト | Leave a Comment

staff photo 7/14




Nikon D60 SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM
photo by SHUN
南富良野 鉄道員(ぽっぽや)撮影現場にて

2014-7-14 Category shun, 風景フォト | Leave a Comment

とある獣医師の独り言17

六月も後半に入りやっと気温の上昇とともに天気も落ち着き、牧草の刈り取り作業も佳境に入ってきましたね。酪農家の皆さんは一年で一番で大切な時期で大変だとは思いますがこの時期の辛抱で一年の牛の状態が決まる最も大事な時期です。頑張ってください。

さて、本題ですが人間を含めた多くの動物と牛を含めたいわゆる反芻獣とは消化の機能が大きく異なります。非常に大雑把に言わせてもらうと、人は歯で食べ物を噛み砕いてから、胃で消化液の影響を受けてさらに細かくして、小腸で吸収されます。一方牛は歯で噛み砕くまでは同じですが、食べ物そのものから直接栄養を吸収することは非常に少なく、一胃に代表される前胃の微生物を利用した消化が行われます。昔から言われる『牛飼いは虫飼い』とはうまい表現だと思います。一胃の状態が悪化は乳量の維持どころか牛の生命維持すら難しくなってくるわけです。今月からはこの反芻獣だけが持つ素晴らしい消化システムをいろんな側面からできるだけわかりやすくお話ししていこうと思いますので、お付き合いをよろしくお願いします。

生物が自分の体を成長させ維持していくためには、食物を食べて消化をし、栄養を吸収することが必要です。吸収するためには食べた物をできるだけ小さくして吸収しやすくする必要があります。それが消化です。一般に消化は機械的消化と化学的消化に分けられます。機械的消化は咀嚼(そしゃく、噛む事)や蠕動(ぜんどう、消化管を動かして食べ物を後に運ぶ事)など機械的に食べ物を小さくすることです。一方化学的消化は胃酸による融解やアミラーゼやペプシーノゲンに代表される消化酵素による分解によって化学的に食べ物を小さくすることです。
牛を代表とする反芻獣の消化管の特徴としては先ほども述べましたが、人の胃に相当する四胃の前に3つの前胃が存在することです。前胃である一胃や二胃には微生物が無数に存在し、これらの微生物は飼料を分解する酵素を作り、飼料を分解します。(三胃にも微生物が存在しますが胃壁が襞(ひだ)状になっていて、その襞ですりつぶす機械的意義が強いとされています。)つまり、一胃、二胃では消化酵素は出ていませんが、ルーメン微生物によって四胃と同様に化学的分解が行われているわけです。このルーメン微生物による化学的分解はルーメン発酵と言われます。ルーメン発酵の結果として微生物は増殖し、増えた微生物は四胃以下で消化、吸収されて牛の貴重なタンパク源となります。またルーメン発酵によって揮発性脂肪酸(酪酸、プロピオン酸、酢酸など)を代表とする発酵生成物をルーメン内に放出し、牛はそれをルーメン表面の絨毛を介して吸収して自らの栄養源とするのです。要するに、牛のタンパク源はルーメン微生物の体タンパク、牛のエネルギー源はルーメン発酵の発酵生成物なのです。このようにルーメン微生物無しでは牛は飼料を利用できない生き物なのです。微生物だけであの大きな体を維持しているなんてすごい生き物ですよね。

次回はその微生物についてもう少し掘り下げていきます。

写真素材:無料写真素材 輪(りん)

by とある獣医師

2014-7-13 Category コラム | Leave a Comment

Hokkaido Photo 7/13




FUJIFILM X-M1 FUJIFILM XC16-50mm F3.5-5.6 OIS
photo by EITARO (sato)
南富良野にて

2014-7-13 Category eitaro, 風景フォト | Leave a Comment

furano


~北の国から~ 純と蛍が通った小学校前で
sony rx100
photo by sugaWara

2014-7-12 Category sugaWara, 風景フォト | Leave a Comment

Hokkaido Photo 7/11




FUJIFILM X-M1 FUJIFILM XC16-50mm F3.5-5.6 OIS
photo by EITARO (sato)
占冠にて

2014-7-11 Category eitaro, 風景フォト | Leave a Comment

Hokkaido Photo 7/9




Nikon D5000 Nikon AF-S DX Zoom-Nikkor ED18-55mm F3.5-5.6GⅡ
photo by RIMU
富良野にて

2014-7-9 Category rimu, 風景フォト | Leave a Comment

とある獣医師の独り言17

夏真っ盛りですね。実は私は釣りが趣味でして先日ブリを釣ってきました。まさかこんな道北であの青物のブリが釣れるとは全く思っていなかったのですが、どうやら海水温の変化で対馬暖流に乗った魚が日本海を北上し宗谷岬を回ってオホーツク海に来たようです。釣り人的にはようこそって感じですが、いたるところでゲリラ豪雨が降るようになったのも海水温の上昇によるとも言われているし、地球は本当に大丈夫なのか心配になりながらも次はマグロが釣れないかと期待をしている一釣り師でした。
では本題です。先月牛の生命維持にはルーメンが不可欠だという話をしてきましたが、ルーメンの中には細菌、原虫(プロトゾア、ミドリムシのような単細胞生物)、真菌(かび類)が無数に生息しています。ルーメンの容積を100リットルと仮定すると。細菌は1000兆個、原虫は100億個、真菌は10億個程度存在している計算になります。今月はルーメン微生物の代謝についてお話ししていこうと思います。
ルーメンの中で微生物は人間を含む他の生き物と同様に、生命活動に必要なエネルギーを得るためのエネルギー生成反応(異化代謝)と生体を構成する成分を合成する反応(同化代謝)を行っています。

① 異化代謝
異化代謝とは細胞に燃料を供給する反応で、これで生じたエネルギーは栄養の細胞内への取り込みや細胞成分の成長・分裂、細胞を維持するためのエネルギーとして使われます。この異化代謝をルーメンの中でルーメン微生物が行った場合、牛が食べた植物の構成成分であるセルロースやデンプンは異化代謝によってエネルギーとなり、残った分解産物は小さな分子へと変換されていきます。最終的には酢酸・酪酸・プロピオン酸などの揮発性脂肪酸(VFA)、二酸化炭素、メタンとなります。このVFAは先月もお話ししましたがルーメン壁から吸収されて牛のエネルギーとして利用され、二酸化炭素と水になります。言いかえると、ルーメン微生物が生きていくためのエネルギーを作った残り物が牛の大事なエネルギー源になっているわけです。

② 同化代謝
  同化代謝とは異化代謝の途中で生成された低分子などを素材とし、組み合わせることにより大きな構成成分(部品)を作り、最終的に微生物細胞その物を作り上げる反応のことです。同化代謝に利用する素材としてはタンパク質を分解することによって生成されたアミノ酸やアンモニア、低分子の糖質・脂肪酸などです。この異化代謝によって増殖したルーメン微生物は良質のタンパク源として小腸以下で吸収されて、牛の体の維持に利用されます。

つまり、ルーメン微生物がルーメン内で行っている事は、牛が食べた飼料を微生物自身の餌とし、異化代謝によりエネルギーと同化代謝の材料を獲得し、得られたエネルギーを使って微生物自体を組み立てる(増殖する)事なのです。また、個々のルーメン微生物は飼料に含まれるすべてを利用できるだけの能力はありません。しかし、多種多様なルーメン微生物がルーメンと言う限られた空間で生活することで、飼料中の多くの成分が分解されて微生物本体に再構築されていきます。このルーメン微生物の生命活動の総体がルーメン発酵です。牛が肉を食べなくてもあの大きな体を維持できる秘密はルーメン発酵にあったのです。

来月はさらに微生物をさらに掘り下げていきます。お付き合いありがとうございました。

by とある獣医師

Hokkaido Photo 7/5




Nikon D5000 Nikon AF-S DX Zoom-Nikkor ED18-55mm F3.5-5.6GⅡ
photo by RIMU
占冠にて

2014-7-5 Category rimu, 風景フォト | 2 Comments

Hokkaido Photo 7/4




Nikon D5000 Nikon AF-S DX Zoom-Nikkor ED18-55mm F3.5-5.6GⅡ
photo by RIMU
名寄市にて

2014-7-4 Category rimu, 風景フォト | Leave a Comment

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