北北海道を牛柄トラックで駆ける牛削蹄所。菅原道北削蹄所のオフィシャルサイトです。

戦争による危機と戦後の脱脂粉乳

■■戦前、戦中の牛乳事情 ■■
現代の私たちが考える以上に広く家庭に浸透し、築かれていた戦前の牛乳文化。しかし、戦争がそれらを奪っていきます。1937(昭和12)年に日中戦争が始まると、翌年「国家総動員法」が制定。牛乳は、そのたんぱく質の8割を占めるカゼインが飛行機に使用される接着剤に不可欠だったことから、軍需が優先されるようになります。1940(昭和15)年には「牛乳及び乳製品配給統制規則」が施行。母乳が足りない満1歳以下の乳児や病弱者に配給されるだけとなりました。しかしそれも戦争が長期化すると、飼料が枯渇して乳牛の飼育が困難になり、日本の畜産業は壊滅状態となったのです。

■■戦後の学校給食の主役に ■■
 1945(昭和20)年に終戦を迎えてからも、畜産業の復活は全くめどがたたない状況でした。この年は記録的な大凶作で米の収穫量は平年の約60%しかなく、敗戦により台湾や韓国からの移入米も途絶えた一方で、人口は引揚者と復員軍人で660万人増加。食糧難は戦中よりさらに悪化していました。上野駅付近で1日2.5人の餓死者、大阪でも毎月60人以上の栄養失調による死亡者が出るほどの未曾有の食糧危機。大蔵大臣であった渋沢敬三は「このままでは来年度の餓死者・病死者は1,000万人になるだろう」と危機感をあらわにしました。こうした状況を救うべく贈られたのがララ物資です。ララ(LARA)とは「Licensed Agencies for Relief in Asia(アジア救済公認団体)」の略で、アメリカのキリスト教団体など13団体で組織された日本向け援助団体です。1946(昭和21)年11月30日に横浜に到着したのを皮切りに、1952(昭和27)年までに16,207.89トン、総額400億円を超える救援物資が届けられました。そのうち4分の3は脱脂粉乳、缶詰などの食料でした。ララ物資を受け、翌1947(昭和22)年1月から、主要都市の児童300万人に対し、湯で溶いた脱脂粉乳と汁物の「ミルク給食」がスタート。1949(昭和24)年以降はユニセフからも脱脂粉乳が届くようになります。1950(昭和25)年からは、アメリカから寄贈された小麦粉を使った「コッペパン・ミルク・おかず」の完全給食が初めて実施されました。当時の脱脂粉乳は品質が悪く「鼻をつまんで一気に飲んだ」など、その味はいまだに語り継がれてはいますが、牛乳の高い栄養価はそのままで、児童の栄養状態は劇的に改善したのです。

引用文献:jミルク

2019-12-6 Category コラム, 牛コラム | コメントは受け付けていません。

~道北護蹄会~、第10回フットケアミーティング開催報告を更新しました。

2019-12-5 Category サイト更新情報 | コメントは受け付けていません。

Hokkaido Photo 11/27



photo by Katayama

2019-11-27 Category sugaWara, 風景フォト | コメントは受け付けていません。

第61回全国牛削蹄競技大会

令和元年11月7日(木)茨城県水戸市鯉淵学園農業栄養専門学校様で
第61回全国牛削蹄競技大会が開催されました。

競技大会の成績は以下のとおりです。

『総合順位』
最優秀賞
新 知幸(北海道牛削蹄師会)

優秀賞
東海林優(北海道牛削蹄師会)

第3位
櫻田 貴士(山口県装削蹄師会)

『 部門賞』
牛削蹄判断競技優勝
新 知幸(北海道牛削蹄師会)

牛削蹄競技優勝
新 知幸(北海道牛削蹄師会)

牛削蹄競技では
弊社から初出場の萩野が堂々の6位でした!!
全国大会に出場できたのも、日々の業務でお世話になっている生産者様のおかげです。ありがとうございます。

選手はじめ関係者の皆さん大変お疲れ様でした。
応援して頂いた皆さん、ありがとうございました。













byRIMU

2019-11-15 Category コラム, 削蹄師会 | コメントは受け付けていません。

スタッフ紹介の個人プロフィール写真を更新しました。

2019-11-15 Category サイト更新情報 | コメントは受け付けていません。

令和元年!片山削蹄所 秋の大収穫祭!!最終章!

令和元年10月1日 北見市 片山削蹄所事務所にて秋の大収穫祭が行われました。
その模様をフォトでお伝えします。
































昼食にはサーモンとイクラの親子丼とチャンチャン焼きが振舞われました♪
鮭以外は全て片山産!!!!!
めちゃくちゃ美味しかったです!!!!!




みなさん大変おつかれました。


大収穫祭後のはさがけの様子

10月14日の様子


10月15日の様子


10月16日の様子


10月18日の様子


10月19日は曇りの為、影絵はありませんが、大豆の収穫の様子




10月23日は脱穀(だっこく)作業の様子
来週はいよいよ籾摺り(もみすり)だそうです!!!



10月31日の様子


今回で最終章!!

籾摺り(もみすり)の様子











精米する機械


これは玄米です!!


純白な白米が完成!!!




片山さんを始めとするスタッフの方ありがとうございました。
精米していただいたその日に無事名寄に到着しました。
美味しくいただきま~す!!

byRimu

2019-11-15 Category コラム, 当社 | コメントは受け付けていません。

スタッフ紹介の全体写真を更新しました。

2019-11-11 Category サイト更新情報 | Leave a Comment

All Saff Photo



byRimu

2019-11-11 Category rimu, 風景フォト | コメントは受け付けていません。

~道北護蹄会~第10回道北護蹄会フットケアミーティングの開催日が決定致しました。

2019-10-26 Category サイト更新情報 | コメントは受け付けていません。

Hokkaido Photo 10/19



FUJIFILM X-M1 FUJIFILM XF27mmF2.8
photo by EITARO (sato)

2019-10-19 Category eitaro, 風景フォト | コメントは受け付けていません。

削蹄とはを更新しました。

2019-10-16 Category サイト更新情報 | コメントは受け付けていません。

削蹄通信Vol.17号発行しました!



お待たせしました。
年2回発行の当社削蹄通信Vol.17を10月8日発行しました。

今回も牛の情報から当社の紹介まで充実の内容です。
順次畜主様、関係機関へお渡しとなりますのでよろしくお願いします!

by RIMU

2019-10-16 Category コラム, 当社 | コメントは受け付けていません。

Hokkaido Photo 10/16



PENTAX K-S2
smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL[IF] DC WR
photo by EITARO (sato)

2019-10-16 Category eitaro, 風景フォト | コメントは受け付けていません。

第26回北海道ブロック牛削蹄競技大会レポート

令和元年年9月2日・3日の2日間にわたり江別市 酪農学園大学で開催された、第26回北海道ブロック牛削蹄競技大会。
フォトで大会の様子をお伝えします。

























今年の選手宣誓は北見市の上岡 淳選手でした。








































単独保定の部(写真下 左から)
優勝  佐野 正(北見市)
準優勝 東海林 優(江別市)
3位  萩野 輝裕(名寄市)
4位  新  知幸(江別市)

枠場保定の部
優勝  笠木 功太(北見市)
準優勝 尾形 大河(士別市)
3位  小笠原 崇(芽室市)


各部門優勝者の記念撮影です。
単独保定の部 優勝 北見市 佐野 正 (写真右) 
枠場保定の部 優勝 北見市 笠木 功太(写真左)


弊社、萩野が単独保定の部3位入賞!!尾形が枠場保定の部準優勝!!しました!!
単独保定の部1位~4位の選手は11月の茨城で行われる全国大会に出場できます。

皆様お疲れ様でした。

byRIMU

2019-9-9 Category コラム, 削蹄師会 | コメントは受け付けていません。

Hokkaido Photo 9/9



FUJIFILM X-M1 FUJIFILM XF27mmF2.8
photo by EITARO (sato)

もう夏も終了間近・・・・

2019-9-9 Category eitaro, 風景フォト | コメントは受け付けていません。

Hokkaido Photo 8/23



PENTAX K-S2
smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL[IF] DC WR
photo by EITARO (sato)
支笏湖にて

2019-8-23 Category eitaro, 風景フォト | コメントは受け付けていません。

オホーツク地域、削蹄講習会に参加




<片山削蹄所HP>

令和元年7月27日(土)13:00~(有)カタヤマ事務所内にて削蹄講習会が行われました。

その模様をフォトでお伝えいたします。

























































削蹄講習では、蹄の中を知ることで頷く参加者が多くみられ、大変内容のある講習に一同納得の模様でした。

byRIMU

2019-8-5 Category コラム, 講習会 | コメントは受け付けていません。

Hokkaido Photo 8/3



FUJIFILM X-M1 XC16-50㎜F3.5-5.6
photo by EITARO (sato)
朱鞠内湖にて

2019-8-5 Category eitaro, 風景フォト | コメントは受け付けていません。

Saff Photo 8/1



事務所での一枚
手前側:当社の若手のエース京磨くん
奥側:おにぎり大好きアルバイトリーダー哉琉くん
二人はいつも仲良しです♪

byRimu

2019-8-1 Category rimu, 風景フォト | コメントは受け付けていません。

とある獣医師の独り言63

SARAの原因がStr.Bovisが作る乳酸であるということは前回お話ししました。SARA予防に画期的な商品がありますので今回はそれを紹介しようと思います。

その商品とは、出光興産が製造し共立製薬が販売しているルミナップです。この製品の最も優れた特徴は、カシューナッツ殻から抽出した成分がStr.Bovisを始めとしたグラム陽性菌の増殖を選択的に抑制し、ルーメンの細菌バランスを整えるという点です。このことによりルーメン内での飼料効率を上げ、さらには乳酸の過剰産生を抑えることで、SARAを防ぎ第四胃変位の発生やケトーシスの発生を減少させるという商品です。
ルミナップのラインナップは三種類です。

ルミナップⅯ
ルミナップのⅯはマッシュ(裏ごし)の頭文字です。カシューナッツ殻の抽出成分をそのまま粉末状にした製品で、濃度が高く少量で効果を示す商品です。

ルミナップP
Pはペレットの頭文字です。カシューナッツの殻液をアルファルファミールのペレットに糖蜜と共にしみ込ませた製品です。嗜好性と投与のしやすさが特徴です。


ルミナップGL
GLはジェルの略です。高濃度のカシューナッツの殻液をジェル状にして経口投与することで直接的な効果を得ることができます。

実際の使用法や投与効果については次回お話しします。

byとある獣医師

2019-7-31 Category とある獣医師の独り言, コラム | コメントは受け付けていません。

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