haboro
Nikon D80 Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
photo by sugaWara
Nikon D80 Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
photo by sugaWara
北海道牛削蹄師会の会誌「北の蹄 46号」が発行になりました。
今号より紙面の紙質アップやレイアウトが見やすくなりました。
内容は春に開催された北海道牛削蹄師会総会の様子、リレー通信削蹄への道コーナーでは当社渡辺が掲載です!
by WASHIMI
Nikon D40 Nikon AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II
photo by SHUN
旭山動物園のある旭山周辺。6/12旭川にて。
SONY α55 SONY DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM
photo by RIMU
士別市の牧場にて
士別市西士別にある峯田牧場。
こちらの牧場様は当社で削蹄させて頂いています。
なんと今シーズンより「峯田牧場のソフトクリーム」がオープンしました。!
峯田牧場で生産した牛乳と、沖縄産黒糖だけで作っているソフトクリーム。
卵やその他の添加物は使用していないのです!
気にある味ですが、甘さ控えめだから牛乳のおいしさが際立ちます。
なによりダイエットしている方にもおすすめですね。
当社スタッフも絶賛の美味しさでした!
ソフトクリームだけでなくバターなどの乳製品もありますよ。
士別市近郊に来られた際はぜひ^^
by WASHIMI
●メニュー
ソフトクリーム ・・・ 300円
まろやかバター 200g ・・・ 1,500円
営業時間: AM10:00~日没近くまで
定休日: 不定休
住所: 士別市西士別(士別市街より国道239号線を温根別方面に進み、学田峠を降りたあたりの左のピンク色の建物が目印!)
大きな地図で見る
Nikon D40 Nikon AF-S DX Zoom Nikkor ED 55-200mm F4-5.6G
photo by SHUN
国道40号から見た大雪山(たいせつざん)。
新入社員 今井梨夢くん歓迎会でのひとコマ
歓迎会の主人公ではありません!
実は、こんな感じで始まって・・・
こんな感じでした(笑
photo by sugaWara
北海道牛削蹄師会の事務局田島さん、富良野市ライズ代表の沖田さんとスタッフの皆さん、
雄武町豊栄削蹄の牧島さん、そして当社メンバーが名寄に集まりました。
普段現場に忙しいですが、削蹄の技術交流ができました。
ありがとうございます!
by WASHIMI
夕日の下に足が・・・なんてオシャレな撮影。
写真有り難うございました。
noroさん、浜頓別町クッチャロ湖にて撮影
先週5月29日に当社菅原が講師として削蹄講習会を行いました。
場所は旭川の農業会館です。
南は美瑛町から北は中川町までをエリアとする上川中央NOSAIと上川北NOSAI。
2つのNOSAIに所属する若手獣医師の会「上川青年獣医師臨床研究会」にてこの度講習会をさせていただきました。
講習内容は「牛が喜ぶ削蹄のいろは」です。
当社の紹介にはじまり、削蹄の種類、削蹄作業の流れ、削蹄の必要性と効果を資料と映像で講演しました。
その後、質疑疑応答では意見が交わされました。
場所を移し懇親会も行われ、日ごろ獣医師とは顔を合わす機会があってもじっくりお話する時間が取れないものです。
ですが牛や蹄について獣医師から見た専門的な情報交換が出来たことを感謝いたします。
by WASHIMI
今回はアシドーシス繋がりで子牛のアシドーシスについてお話します。
親牛のアシドーシスは炭水化物の一胃での異常発酵および唾液による中和不全によっておこることは前回までに説明しましたが、哺乳している子牛には炭水化物は給与されていないのになぜアシドーシスになのでしょうか?
その発生要因は大きく二つに分けられます。一つは一胃にミルクが流れ込みミルクが異常発酵し乳酸が産生されるケースと、ミルクの消化吸収の過程が通常通り行われず腸管でミルクが異常発酵をおこすケースです。
まず始めに正常なミルクの消化吸収のされ方について簡単に説明します。親牛と違い子牛は食道と三胃の間に第二胃溝(食道溝)という溝が走っており、乳首でミルクを飲むことによりこの溝が閉じてストローの形となり、ミルクは第一胃・第二胃、三胃を素通りして四胃に到達します。(第二胃溝反射といいます)そこで四胃から分泌される消化酵素(レンニンまたはキモシンとも言います。)により凝乳しカードというミルクの塊とホエーという水分に分解されます。
牛乳からチーズが作られる過程と一緒ですね。分離されたホエーは初乳の時には特に重要で子牛の感染防御に欠かせない免疫グロブリンが大量に含まれています。そのグロブリンは四胃から速やかに流れ小腸で吸収され血流に乗り全身に行きわたります。このことにより細菌、ウイルスなどからの感染に対して無防備な生まれたての子牛を防御します。一方、塊となったミルクの栄養成分であるカードは固体になることにより液体のままのミルクよりもゆっくりと時間をかけることにより、異常発酵を受けずに吸収されていきます。これが正常なミルクの消化吸収の過程です。
ではなぜ一胃に流れるのでしょうか?いくつか原因があります。
① 食道カテーテルでの哺乳
子牛自らがミルクを飲まなかった場合にカテーテルを直接食道に入れて飲ませることがあると思います。しかしこれは第二胃溝反射が起こらないため一胃に流入しやすくなってしまいます。
② ミルクの温度・濃度
ミルクでは第二胃溝は起こりますが水では起こりません。この理由は何でしょうか?それは温度と濃度です。つまり加温不足のミルクや濃度が薄いミルクだった場合には一胃に流入する可能性が高くなります。
③ 哺乳の量
一度に大量のミルクを与えた場合には四胃から逆流が起こり一胃に流入することも有ります。体格の小さな牛は四胃も小さいため、牛の大きさに合わせた適度な量を数回に分けて給与する必要があります。
④ バケツでの哺乳
第二胃溝反射の基本は乳首で飲むことでありバケツで飲んだ場合にも反射が起こり辛くなるため一胃に流入する可能性があります。一方、凝乳しない原因も一胃への流入と同様にバケツによる哺乳や、ミルクの温度、濃度の間違い、一度に多量のミルクを与えるなどが考えられます。
どちらのケースでもアシドーシスとなった子牛は親牛のルーメンアシドーシスと同様に腸管へ水が流入することにより下痢をし、最初は非感染性の下痢であっても長期にわたることにより腸管の粘膜が荒れ、そこにウイルスや細菌・原虫などが住み着き感染性の下痢へと変化します。また栄養の吸収不足による抵抗力の低下が病状の悪化に拍車をかけます。
これが哺乳時期のアシドーシスに起因する下痢症のおおまかな発生原因です。意外と人間側の要因が多いと思いませんか?さらには哺乳器具の消毒や洗浄が不完全な場合は細菌が増殖してさらに悪化させます。飼われている環境については言うまでも有りません。
本来牛は非常に丈夫な生き物です。しかし人間が正しい知識を持たず間違った飼い方をすると簡単に病気になってしまうということを理解していただけるとありがたいです。
by とある獣医師
フォト素材:blue eyes photographies
個体により差がありますが、ホルスタインで約280日、黒毛和種で約285日です。和牛の方が5日くらい長いです。
by EITARO(sato)
資料文献:十勝NOSAI 牛の繁殖
イラスト素材:イラストわんパグ