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削蹄のセミナーに出席しました

8月24日、北海道江別市にて「チャールズ・ルイス・ガード博士特別セミナー」に出席しました。
内容は蹄病や削蹄に関する講演と、実技講演です。

【プロフィール】

チャールズ・ルイス・ガード博士は、米国コーネル大学において生産獣医医療分野に従事。



牛群管理に係るすべてのコストを算定し、蹄病は乳房炎、繁殖障害よりもコストがかさむ疾病であることを指摘し、蹄病をコントロールには削蹄が有効であると提唱。



博士はまた、米国削蹄師会の世話役を長く務められ、削蹄現場と大学・研究者のパイプ役として尽力。



世界牛蹄病学会の中心的な人物でもあり、その気さくな人柄から、多くの学会員に信頼されています。




会場は江別市の石狩地区NOSAIにて行われました。
午前は博士のスライド講演です。


講演内容は「米国の一般酪農における感染性蹄病 -環境と経済性からの考察-」です。


講演内容で興味深い点をピックアップします。

博士の個人的経験による結果

・1日3回のフリーストール牛舎の清掃で、大まかに(中等度)蹄の清掃は維持
・予防のための投資、ホルマリン蹄浴の場合、乳牛1頭当たり年間$15(約1,100円)
・治療する割合は4%
・予防の費用対効果の概算は2.3倍

個体治療の手技

・テトラサイクリンの局所塗布
・6ヶ月以内の再発は50%

博士は包帯を好まない。包帯を巻いた場合でも3日で外す。

・包帯の外し忘れが少なからずあるため
・ストレッチタイプの包帯は時間が経つと縮み、組織に食い込み足にトラブルを発生させる

削蹄処置法(治療)の目的

・深部組織から離れた蹄壁や蹄底の切除
・炎症組織への圧迫の除去
・跛行軽減させる可能性
・治癒能力を主にアップさせる

断蹄を行わなくても蹄は回復する

・問題のある蹄は断蹄を行う場合があるが、問題のある箇所を切除し健康な組織がでるまで削ることで、蹄は回復することがある



午後は場所を移し実技講演です。


それぞれ足に問題の抱えている4頭の牛を使い、博士による削蹄と処置の実演を行いました。




片山削蹄所による片山、武田氏による削蹄実技もあわせて行われました。
両氏は毎年開催される全国削蹄競技大会の全国チャンピオンでもあります。


興味深い講演内容と実技を見学し、より一層の技術向上を目指します!

2012-8-26 Category コラム, 講習会

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