この資料は、外国人牛削蹄師招聘として、2011年10月(茨城県、岡山県、宮城県)と2012年8月(青森県、北海道)に開催した米国コーネル大学のC・ガード博士のセミナー内容を一部転載したものです。
■アメリカ牛削蹄師会
・1990年ウィスコンシンで9名の削蹄師が集まり初会合
・1994年には全国組織となり、国内の120名が加入
・現在海外を含め600名の会員が加入し、その多くはアメリカとカナダ
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■アメリカ牛削蹄師会ミーティング
・18ヶ月ごとに国内会議を開催
・2日間の教育講演
・1日間の現地での実技研修
・関連会社の製品展示
■アメリカの牛削蹄師と教育システム
・削蹄師の多くは正式な指導を受けていない
・削蹄師の多くは牛削蹄師会の非会員
・多くは個人(1人)開業だが、補助者を雇うこともある
・10名以上の削蹄師を雇うような大規模経営者が約50社ある
・畜主自身が削蹄することもある
・トレーニング用のコースも利用可能・・・多くは受講しない
・超大規模牧場では、従業員にトレーニングを受けさせるようだ
・多くの畜主は、跛行牛を治療する
■アメリカでの牛削蹄法
・全ての牛削蹄師は、移動型の枠場を持つ
・枠場の約20%は起立式、80%は横転式
・牛削蹄師の多くはグラインダーを使用
・蹄刀による仕上げ
・削蹄計画は様々
・小規模牧場・・・飼育乳牛150頭以下・・・年2回削蹄
・大規模牧場・・・飼育乳牛400頭以上・・・1から4週間毎
・一般的な目標は年2回削蹄
・年4回以上の削蹄を励行するケースもある
社団法人 日本装削蹄師会発行「蹄」2012/9 No.240 より抜粋