北北海道を牛柄トラックで駆ける牛削蹄所。菅原道北削蹄所のオフィシャルサイトです。

horonobe


Nikon D80 Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
photo by sugaWara
幌延町下沼より

2013-4-24 Category sugaWara, 風景フォト | 2 Comments

bakkai


Nikon D80 Nikon AF NIKKOR 80-200mm f/2.8 ED
photo by sugaWara
抜海付近より利尻富士

2013-4-23 Category sugaWara, 風景フォト | 4 Comments

staff photo


new staff 歓迎会にて!祐太は怪我でお休み。

2013-4-21 Category sugaWara, 風景フォト | Leave a Comment

「日本在来牛」と「和牛」

日本で昔からいる牛を「日本在来牛」と言います。

日本在来牛の種類は、
口之島牛(鹿児島県口之島に棲息、野生化牛)
見島牛(山口県見島産、天然記念物)
  見蘭牛(見島牛の雄とホルスタインの雌の交配 (F1))
和牛(改良和種:外国種との交配)
  褐毛和種(あかげわしゅ、熊本県・高知県主産、食肉用)
  黒毛和種(農耕用・食肉用)
  無角和種(山口県産、食肉用)
  日本短角種(東北地方・北海道主産、食肉用)

その中の和牛に注目!
和牛(わぎゅう)とは明治時代に日本在来の牛に外国種を交配・改良した、食肉専門4品種の牛のこと

つまり、日本国産の牛を「和牛」と言うわけではない。ということになります。

by SAGA

参考資料 和牛 Wikipedia

2013-4-19 Category コラム, 牛コラム | Leave a Comment

Staff Photo 4/15




Canon EOS Kiss Digital Canon EF50mm F1.8 II
photo by WASHIMI
今日のスタッフ

2013-4-15 Category washimi, 風景フォト | 3 Comments

staff photo



若き日の佐賀玲くん!
今には無い爽やかな顔ですね~
遠近法によりイトウが大きく見えます(笑

2013-4-11 Category sugaWara, 風景フォト | Leave a Comment

Hokkaido Photo 4/10



PENTAX Optio H90
photo by WASHIMI
名寄の午後の太陽

2013-4-10 Category washimi, 風景フォト | 2 Comments

北海道牛削蹄師会通常総会が開催されました

4月5日に札幌は京王プラザホテルにて北海道牛削蹄師会通常総会が開催されました。
あわせて研修会と懇親会も行われました。
その様子をレポートします!

■研修会
北海道NOSAI 吉田様による「家畜共済事業と削蹄」の講演がありました。





■通常総会
北海道牛削蹄師会の通常総会です。
昨年度の報告と、今年度の予定や予算、そして新役員が決まりました。



阿部会長の挨拶。



ご来賓の紹介。



議長は北見市片山削蹄所の林さんにより総会は滞りなく進められました。


■懇親会
懇親会では新しい顔ぶれの挨拶、ほか技術の話題や近況について話が交わされました。



北海道家畜畜産物衛生指導協会 武内専務理事による乾杯。



北海道牛削蹄師会事務局の倉金さん(左下)がこの度退職されます。長い間ありがとうございました。



新会員の紹介(上・左下)、そして江別市久津間装蹄所の東海林さん(右下)のあいさつ。



いつもの3ショット!



北見市片山削蹄所の中原さんによる一本締めです。
みなさまお疲れ様でした!

by WASHIMI

2013-4-10 Category コラム, 削蹄師会 | 2 Comments

とある獣医師の独り言2

先月に続きましてルーメンアシドーシスの時牛の体では何が起こっているのかをお話したいと思います。

通常時ルーメンでデンプンは微生物(ラクトバチルスなど)により乳酸に分解されます。乳酸はルーメンのpHが中性付近だと乳酸分解菌により速やかに酢酸やプロピオン酸などの揮発性脂肪酸(VFA)に分解されます。このVFAはルーメンの絨毛から吸収され牛のエネルギーとして利用されます。牛が健康であればデンプン質がルーメン内に入ってきて乳酸が生成されても反芻によって調整しpH6.5~7.0程度になり乳酸分解菌が活発に働けるpHに調整されます。


しかし、ルーメンマットの形成が不十分な状態でデンプンを多食したり、線維分が不足している粗飼料(水分含量の高いグラスサイレージなど)が給与されて反芻行動が行われなければ唾液による中和が起こらず、デンプンの分解により生成された乳酸により徐々にpHが低下していきます。乳酸を生成する微生物は酸性に非常に強く、菌の増殖速度も非常に速いのですが、反対に乳酸を分解する細菌や線維を分解する菌は酸性に非常に弱く増殖速度も遅いため乳酸を分解できずアシドーシスに拍車をかけます。また乳酸は強い酸でルーメンの絨毛を破壊し、生成されたVFAの吸収も妨げられます。これがアシドーシスの負の連鎖です。


皆さんもご存じと思いますが牛の重要なタンパク源はルーメンの微生物です。アシドーシスにより細菌のバランスが崩れると牛はタンパク不足に陥り痩せてきます。繁殖能力も低下します。更には乳量も減少してきます。ルーメン内に乳酸が多量になるとルーメンに大量の水が集まり、下痢お起こし脱水を引き起こします。


もっと深刻なことはルーメン内の微生物が死滅することによって慢性の大腸菌乳房炎のような状態になることです。どういうことかと言うと、ルーメン内の大腸菌の仲間のような菌(グラム陰性菌と言います)が放出する毒素(エンドトキシン)は、非常に強い毒性をもちます。ルーメンアシドーシスによって菌が死ぬことによって発生したエンドトキシンは、血流にのって肝臓に運ばれ解毒処理されます。


しかし、その量とスピードが肝臓の処理能力を超えたとき、全身に大量のエンドトキシンがまわります。こうなると大変です。肝機能、心機能、消化管機能に障害が起こります。ひどい場合は大腸菌の乳房炎のように突然死することもあります。肝炎、筋肉水腫もエンドトキシンが原因のひとつであると言われています。さらに卵巣に影響を及ぼし卵巣静止をおこし、また子宮に作用し不受胎の原因にもなります。


このように、ルーメンアシドーシスは何一ついいことは起こりません。ですからしっかり牛の状態を糞や毛艶、腹の凹み方などから把握してルーメンの状態を最適の状態に保つことが肝要です。


次回は削蹄所のコラムらしく蹄とアシドーシスの関係について触れてみたいと思います。

by とある獣医師

写真素材: Photo by (c)Tomo.Yun

Staff Photo 4/4



PENTAX Optio H90
photo by WASHIMI

社内通称「イージー」(巨大ニッパー)の刃先研ぎ。
東神楽町の牧場にて。

2013-4-4 Category washimi, 風景フォト | Leave a Comment

牛の個体識別番号とは?

牛の耳には仔牛の頃から両耳に黄色い耳標がついています。
耳標には10桁の番号が記載されておりどの牛かわかるようになっています。
鼻紋といって人間でいう指紋のように、鼻の紋を取り個体識別する方法もあります。

番号は6桁目~9桁目の4つが大きく記載されており、それ以外の桁は小さめに記載しています。
当社でも削蹄時の牛の把握は耳標の番号を利用し、畜主様へ情報提供をしています。




一般消費者にはあまりなじみがないようですが、身近な所ではスーパーの肉のパッケージに記載しています。高級な肉になるほど番号が記載されているようです。
また焼肉店でも入荷している肉の個体識別番号を掲示しているお店もあります。

牛情報はインターネットで確認できます。
牛の個体識別情報検索サービス

とあるメーカーではお菓子や食品に記載されている「製造所固有記号」から製造工場や製造ラインがわかるようになっていますが、牛もこうして調べられるのはとても安心ですね!

by EITARO(sato)

写真素材: Photo by (c)Tomo.Yun

2013-3-26 Category コラム, 牛コラム | Leave a Comment

Okinawa Photo 3/25



Nikon D3200 Nikon AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
photo by RYOTA

2013-3-25 Category ryota, 風景フォト | Leave a Comment

Hokkaido Photo 3/21



PENTAX Optio H90
photo by WASHIMI
今年1月の興部町の流氷

2013-3-21 Category washimi, 風景フォト | Leave a Comment

日本装削師協会機関誌「蹄」No.241発行

日本装削蹄協会が発行する機関誌「蹄」が発行されました。

今号は昨年開催された第65回全国装削蹄競技大会、第54回全国牛削蹄競技大会の特集です。

大会の様子や各大会優勝者のインタビューです。
そして全国牛削蹄競技大会の優勝者は北海道北見市の武田守選手でした!
おめでとうございます!

by WASHIMI


2013-3-21 Category コラム, 削蹄師会 | Leave a Comment

牛と人との歴史

牛が家畜化されたのは、新石器時代の紀元前六千年から紀元前五千年ごろの西アジアとみられいるようです。

紀元前六千年?今年は2013年ですからだいたい八千年ぐらいのお付き合いですよね?

ちなみに、日本では紀元前四百年ごろの遺跡から牛の骨が出土しているようです。八世紀から十世紀にかけて乳製品の製造も行なわれていたようです。

牛との関わりはこうしてみるとかなり古くからあったようですね。

by SAGA

2013-3-16 Category コラム, 牛コラム | Leave a Comment

Okinawa Photo 3/14



Nikon D3200 Nikon AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
photo by RYOTA
美ら海水族館にて

2013-3-14 Category ryota, 風景フォト | Leave a Comment

bifuka


sony rx-100
photo by sugaWara
一週間の体験入社を終了し、懇親会での1コマ!
ニューフェイスは何処にいるでしょう?(笑
次回、詳しく詳細を!

2013-3-8 Category sugaWara, 風景フォト | 2 Comments

とある獣医師の独り言1

 私は道北のとある町で獣医師をしているものです。
菅原削蹄師からコラムの依頼があり、僭越ながらお受けすることになりました。
よろしくお願いします。

 突然ですが皆さんルーメンアシドーシスってご存知ですか?
『そんなのは当然だ』とおっしゃる方もいらっしゃると思いますが少しお付き合いください。
ルーメンアシドーシスは一般的に粗飼料に対して配合飼料(特にコーンなどの炭水化物飼料)が多いと発症すると言われています。
はたしてそれだけでしょうか?


 現在は完ぺきに飼料設計されているTMRを給餌している農家さんも多いことと思います。
また分離給与を行っている農家さんでは飼料分析にはきちんと出しているし、飼料の給与順もきちんと守っている人が多いとか思います。しかし削蹄師に『蹄葉炎が多いですね』って言われたことはありませんか?本来はそのような飼養環境ではルーメンアシドーシスは起こりづらいはずです。ではなぜ起こるのでしょうか。


 答えは単純です。飼料設計プログラムなどの機械が飼料を食べる牛ではないからです。
では牛の体では何が起きているのでしょう。牛の体で唯一アシドーシスを補正できるものは唾液です。
唾液を出すため必要なこと、それは反芻です。
牛の反芻を起こさせるには粗線維がルーメンの粘膜を刺激することが必要です。

分かりやすく言えば線維分の少ない高水分のサイレージだけでは線維質が足りず、消化スピードが速すぎるためルーメンの粘膜への刺激が足りません。結果として反芻が起こりにくくなります。このことにより唾液によるルーメンの酸性の中和が行われずアシドーシスになるというわけです。

 ルーメンアシドーシスの症状としては軟便、腹を巻く(特にけん部の凹み)、削瘦などいろいろあります。
しかしもっと早くに表れる症状があります。実はアシドーシスはお腹が痛いそうです。しかもチクチクとした痛みらしく牛はとてもイライラするそうです。ですから『なんだか最近牛群が軟便で落ち着かないなぁ』と思ったらルーメンアシドーシスを疑ってみる必要もあるのではないでしょうか。

 最後にルーメンアシドーシスの対処方ですがまずは粗線維の給与です。
TMR給与であれば乾草を混ぜるのが一番ですが、それが不可能であれば乾草を飼槽に置いておくだけでも十分です。
また分離給与であれば給与の合間(飼槽が空の時間)に乾草を給餌するのが良い方法かと思います。
牛は自分のお腹の調子を整えるために異常があれば自ら食べるはずです。できれば乾草は良質なものを選びましょう。
ぜひお試しあれ。

 次回はルーメンアシドーシスの時、牛の体で何が起こるのかについてお話したいと思います。

by とある獣医師

写真素材: Photo by (c)Tomo.Yun

monbetsu


Nikon D80 Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
photo by sugaWara

2月27日(水) 晴れ時々雲
栃木県より石賀指導級夫妻が研修旅行?夫婦旅行?として北海道道東めぐりのひとこま!
午前中は訓子府町の牧場視察をし、その後、紋別市のガリンコ号に乗船して来ました。



着氷こそしていなかったものガリンコ号で15分もすればご覧の通り流氷だらけ!



石賀指導級と片山指導級、二人とも背中がでかい!!でかすぎる(笑
菅原がいつもお世話になっている二人です!







奥様も笑顔が素敵な気さくで楽しい方でした。
また北海道でお待ちしています(喜


2012年度 第15回護蹄研究会に参加しました



2013年2月16日、17日に行われた護蹄研究会に今年も参加してきました。
場所は、東京にある日本獣医生命科学大学
大学研究機関、獣医師、削蹄師などが全国から約100名集まりました。



●16日(土)
基調講演1・・・『牛蹄のCT検査:蹄骨の成長とは?』
基調講演2・・・『人情、牛に教えられた、削蹄人生』
蹄病治療シリーズ教育講演・・・『蹄底潰瘍の治り方』 / 『蹄の感染症による角質への影響』

●17日(日)
特別講演
 『削蹄と関連する橈骨神経麻痺』
 『黒毛和種子牛の手根関節前面の滑液囊炎』
 過剰趾の摘出手術を実施したホルスタイン種子牛の多趾症
 新生児牛に見られるナックル姿勢の整復と考察
 消毒薬パコマも用いた蟻洞の治療効果の検証
 タイストール牛舎飼養乳牛における趾皮膚炎発生の実態調査
 フリーストール酪農場におけるフットバスを用いた趾皮膚炎対策

などなど、盛りだくさんな内容でした。



この護蹄研究会で改めて学んだことは、
・多くの蹄疾患の誘因となる蹄葉炎は蹄の外観上の異常を伴わず、静かに着実に進行する時期が存在する
・この静かに進む成長は、ホルスタイン搾乳牛の後肢蹄において宿命的に生じている
・加齢性の骨変化は蹄葉炎に関連した骨変化とも言える
・体調管理に基づく成長に伴う護蹄管理の重要性
・前後肢の全体的な力学的判断の必要性
・蹄底潰瘍は完治には平均2ヶ月間を要する病気であり、幹部を乾燥させるのでは無く、湿潤治療が完治を早める

などなどです。

これは、感想としての一部ですが、研究機関、獣医師、削蹄師の垣根をこえて学べる場所と考え、皆さんも是非参加してみてください。

by sugaWara

2013-3-1 Category コラム, 講習会 | Leave a Comment

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