Hokkaido Photo 5/26
夜の道庁
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photo by SHUN
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痛風は高尿酸血症ともいわれ、血液中に尿酸が増えることにより起こります。尿酸値は、激しい運動やストレスなどで体内で多く生成
されたり、プリン体を多く含む肉類、貝類、ナッツ、かまぼこなどの過剰摂取によって上昇します。牛乳にはプリン体はほとんど含まれて
いません。
尿酸は、健康な人では溶けた形で血液中に存在しますが、過飽和濃度の状態になると結晶を生じ、関節などに沈着した場合に激しい
痛風発作を起こします。痛風は男性に多く発症する炎症性関節炎で、アメリカでは340万人の患者がいるといわれています。痛風の既
のない男性(40〜75歳)約47,000人を対象に、摂取した食品と痛風の発症の関係について12年超にわたる疫学調査が米国で実施さ
れました。この調査では、プリン体を多く含む肉類、魚貝類などと、乳製品の摂取量を各5段階のグループに分け、痛風の発症のリスク
を検討しました。その結果、プリン体を多く含む肉類、魚貝類では、摂取量が最も多いグループは最も少ないグループよりも痛風発症
のリスクが高いという結果が出ました。一方、乳製品では、摂取量が増えるにつれて発症リスクが低下しました。痛風発症のリスクは、
乳製品の摂取量が最少のグループを1とすると、最大グループでは0.56でした。乳製品が痛風の発症を抑制するメカニズムは、乳製
品に含まれるたんぱく質(カゼインとホエーたんぱく質)の尿酸排泄促進作用により、血液中の尿酸値を下げているためと考えられます。
byRIMU
参考文献:一般社団法人 Jミルク
写真素材:いらすとや
夜の札幌時計台
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お待たせしました。
年2回発行の当社削蹄通信Vol.13を発行しました。
今回も牛の情報から当社の紹介まで充実の内容です。
順次畜主様、関係機関へお渡しとなりますのでよろしくお願いします!
by RIMU
5月になりました。このコラムも皆様のおかげでついに50回を数えるまでになりました。ありがとうございます。昔のコラムを読み返すと今と全く違うことを言っていたりしていますが、そこはご愛敬ということで(笑)。今後は100回を目指し、さらに分かりやすいお話をすることで、皆様に愛されるコラムにしていこうと思いますので、更なるご愛顧をよろしくお願いします。それでは、本題です。
先月はお産と蹄底潰瘍の話でしたが、今回は削蹄の不備が招く蹄底潰瘍についてお話しします。
まずは、図1を見てください。これは正しく削蹄が行われているときの蹄の内部の蹄骨、蹄球枕、蹄真皮の位置を示しています。削蹄が正しく行われていれば、牛の蹄は垂直に近く、蹄骨も立っているのがわかると思います。この時、牛の体重は蹄前面に乗ることで、蹄骨の後面にはあまり体重が乗らず、蹄球枕に大きな負担もかかることがないため、蹄真皮も血行障害が起こりにくくなっています。
しかし、もちろん蹄は毎日伸びていきます。特にフリーストール牛舎ではコンクリートの上を牛が歩き回ることで、柔らかい蹄底の角質は固い蹄先の角質より早く削れていきます。そうすると徐々に蹄が寝た状態になっていきます。このことで、牛の体重は徐々に蹄骨の後面に乗ることになり、蹄球枕に大きな負担がかかります。この状態で削蹄を行い、図1の状態に戻して上げられれば、問題はありません。
しかし削蹄を行わなかった場合、さらに蹄先の角質は伸び蹄底の角質は削れていき、図2のように蹄はますます寝ていきます。ついには蹄球枕で支えきれなくなった蹄骨は、牛が起立している間ずっと蹄真皮を圧迫し続けます。圧迫を受けた蹄真皮は血行障害による壊死を起こし、そこが蹄底潰瘍となるのです。蹄底潰瘍を防ぐために削蹄は不可欠と言えます。
今月は以上です。
byとある獣医師
平成29年度 北海道牛削蹄師会 通常総会開催
平成29年4月27日(木) 札幌のTKPガーデンシティーにて行われました。
総会前の削蹄研修会では、『削蹄のトラブル‐未然防止と事後対応‐』と題しまして、
小寺・松田法律事務所 弁護士 松田 竜 様より講演がありました。
フォトで様子をお伝えします。
by Rimu