北北海道を牛柄トラックで駆ける牛削蹄所。菅原道北削蹄所のオフィシャルサイトです。

世界の乳牛頭数は?



世界の乳牛頭数はどのくらいでしょうか。
こうしてみると世界規模が一目瞭然ですね!

by EITARO(sato)

参考文献:世界の乳牛・牛乳(飼養頭数、牛乳生産量、消費量の推移)

2012-11-30 | Leave a Comment

ウシのまめ知識



牛の生物学的な寿命は約20年とされていますが、家畜として飼われている牛たちは、疾病等の色々な事情により、平均寿命はわずか5~6年となっています。

by EITARO(sato)

参考文献:動物の寿命図鑑 ウシ

2012-11-6 | Leave a Comment

乳牛の種類のまとめ

牛といえば白黒の牛、つまり乳牛のホルスタイン種が有名です。
ですが他の品種の乳牛も飼われています。
今回は北海道で主に飼われている乳牛の種類をまとめてみました。

ホルスタイン
【英名】Holstein
【体重】オス1,100kg/ メス650kg
【平均年間乳量】約7,300kg
【乳脂肪分】約3.9%

【備考】
・白地に黒斑があるように見えるが、実は黒色の地肌に(遺伝的に)優性の白斑が加わったものである。
・日本での乳牛の主流になった理由としては、日本の酪農が飲用乳向けの都市近郊の専業酪農に発しているため、あまり濃厚ではないが多乳で飼料効率の利便性が良いため、他の品種を圧倒したと思われる。




ジャージー
【英名】Jersey
【体重】オス700kg/ メス400kg
【平均年間乳量】5,700kg
【乳脂肪分】約5.0%

【備考】
英仏海峡に浮かぶチャネル諸島のジャージー島を原産とするジャージー種と呼ばれる牛の品種のひとつです。
もともとはフランスのブルトン種とノルマンディー種の交配によって生まれた種ですが、王室用ミルクを作るためにジャージー島で長年にわたって他の品種から隔離されて改良されたため、乳牛の中では最も濃厚な牛乳を出す「ロイヤル」な特徴を持つ独自の品種になりました。




ブラウンスイス
【英名】Brown Swiss
【体重】オス900kg/ メス550kg
【平均年間乳量】5,700kg
【乳脂肪分】約5.0%

【備考】
日本にも第二次世界大戦後、アメリカから輸入されましたが、泌乳量が少ない等の理由から特徴が生かせず、当時は普及しませんでした。
しかし近年になって、チーズ等の加工用に向いていることが評価され、飼養頭数は増えてきています。



乳牛は様々な種類がいますね!

by EITARO(sato)


○参考文献○
【図鑑】世界のウシの種類の画像一覧、全集
http://matome.naver.jp/odai/2131855507044346701
Wikipedia ホルスタイン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3
長崎ジャージーファーム
http://nagasakijf.com/jersy.html
畜産ZOO鑑
http://zookan.lin.gr.jp/kototen/rakuno/r422_4.htm

2012-9-26 | Leave a Comment

牛の指紋?


牛には指紋はありませんが、かわりに「鼻紋(びもん)」があります。

人間の指紋のように、1頭ごとに異なった模様が鼻についており、成長しても特徴はほとんど変わりません。

ホルスタイン種のように体に模様(斑紋)のない牛(黒毛和種等)では個体識別に利用されています。



by EITARO (sato)



参考文献:静岡県経済産業部畜産技術研究所 牛についてのお話
写真素材:GATAG 牛・ウシ

2012-8-28 | Leave a Comment

牛の弱点は?


牛って体重が約600kgもあるんです。
当然ですがその体重を支えるため、ものすごいパワーを持ってます。
牛は嫌がるでしょうが、首に人がぶら下がっても全然平気です。
牛を運搬するときなどは、非力な人間が力持ちの牛を動かすのですから大変・・・
でもないのです(^^)
大抵の牛にはあらかじめ鼻輪(鼻かんでもオッケー)
というでっかい鼻ピアスが付けてあって、そこにロープを縛り付けて引っ張ると、あら不思議って感じで牛は大人しく人間についてきます。
人間だってそんなことやられたら、同じようになってしまうと思いますが、鼻輪が牛の弱点なんですね。

by EITARO (sato)


参考文献:榎本牧場 動物まめ知識コーナー
http://www.enoboku.com/doubutumametisiki.htm

2012-8-2 | Leave a Comment

牛は上アゴの前歯がないってホント?


牛の歯は上顎に6本,下顎に10本あり,上顎には前歯はありません。上顎の前歯は退化して無くなったと言われており,はぐき(歯床板)があるだけです。

本来,牛は草食動物ですから,地面に生えた草を舌で巻き取り,下顎の前歯で切る様にして食べます。このため,下顎の前歯はとても鋭くとがり,逆に奥歯は草を噛み砕き易いように臼状になっています。

人間は雑食動物ですので,前歯は肉や魚を喰いちぎれるようにとがり,奥歯は噛み砕き易いように平らになっています。動物の歯は,摂取した食物の消化を容易にするため,進化したものと考えられます。

by EITARO (sato)



参考文献:鹿児島県に供養牛振興協議会
イラスト素材:イラストわんパグ

2012-7-10 | Leave a Comment

牛の目は白黒に見えている?その2

以前のコラムでは、牛はなぜ赤を見て興奮するのかを探ってみました。
実際はウシは赤色が見えていませんでした。
今回はもう少々詳しく、ウシの色の進化をたどってみましょう。



やはりウシは赤い色は見えていない。そして草食動物だからこそのモノクロの世界。

プロ用のビデオカメラのファインダーは今でもモノクロです。
モノクロの方がカラーよりピントが合わせやすいからだそうです。
プロ用のビデオカメラはオートフォーカスではなく、今もマニュアルフォーカスのためピント合わせはシビアです。

物をはっきりと確認するにはモノクロの重要さがわかってきました。

by EITARO (sato)


参考文献:
色-Wikipedia
COLORS★:動物

2012-6-19 | 2 Comments

牛の目は白黒に見えている?


牛はなぜ赤を見て興奮するの?

よく、闘牛が赤い旗に向かって突進している激しい姿を見ることがあります。
なぜ、牛は、赤い旗にあんなにも反応するのでしょうか?
実は、赤い色に反応して怒るのではなく、自分に対して、旗や布が怪しげに振られることに、強い危険を感じて暴れているのです。

人間と同じように色の区別がよく分かる動物は猿ぐらいであって、牛の目にはすべてが白黒の写真のようにしか映っていないのです。
牛にとっては、実は、何色の旗を振られても同じということです。 赤色の旗を見て興奮しているのは、観客の人間の方なのでしょう。


参考文献:宮城県農業教育研究会
イラスト:イラスト工房

by WASHIMI

2012-6-7 | Leave a Comment

牛の歩き方・足の動き

牛が歩く時、どの足が動くでしょうか。
一見なんとなく足が動いているように思います。
ですが足の動きに法則があります。


正解は「左後→左前→右後→右前」の順に足が動きます。




なぜこの動きをするのでしょうか。
その答えは生物の進化にあります。
図から、前アシは魚の胸ビレ、後ろアシは腹ビレから進化しているのがわかります。




つまり魚の泳ぐときの背骨の動き。
アシの動く順番は、背骨の動きから来ているのです。





by WASHIMI


参考文献:
・競走馬の心技体 「ドクター青木の“競走馬・走りのテクニック”Vol.24」
日本装蹄師会 事務局長 青木修
http://www.equinst.go.jp/JP/arakaruto/keibabook/old/090524gi24.html

・「削蹄理論のウソとホント -バイオメカニックから見た削蹄-」講演資料
日本装蹄師会 事務局長 青木修

2012-5-22 | Leave a Comment

“熱中症予防 この時期から運動と牛乳を”


電力不足が懸念されるこの夏、冷房に頼らずに熱中症を防ぐには、今の時期からややきつい運動をして、その直後に牛乳を飲むことが効果的だという熱中症の予防指針が、医師などで作る学会によってまとめられました。

この指針は、医師やスポーツなどの専門家で作る「日本生気象学会」がまとめたもので、この夏の暑さにどのように備え、対応すべきかをまとめています。

このうち、暑さに備える工夫としては、5月、6月から、汗ばむ程度のややきつい運動を一日30分行い、その直後に牛乳など糖質とたんぱく質を含む食品を摂取するよう呼びかけています。

それを、週に4日以上、1か月行うと、血液量が増えるために汗をかきやすくなって、暑さに強い体を作ることができるとしています。また、お年寄りなど体力に自信がない人には、望ましい運動として、速歩とゆっくりとした歩きを3分ごとに繰り返す「インターバル速歩」を勧めています。

指針をまとめた日本生気象学会の幹事で信州大学の能勢博教授は、「暑さに強い体になれば、エアコンを使うことも少なくなり、暑いということをあまり感じなくなる。涼しい今の時期から、運動と乳製品で暑さに強い体を作ってほしい」と話しています。
この指針は、近く日本生気象学会のホームページに掲載される予定です。

NHK NEWSWEB “熱中症予防 この時期から運動と牛乳を” より

by WASHIMI

2012-5-17 | Leave a Comment

牛の睡眠時間について

牛はいつも寝そべってばかり。一日中眠っているように思っていませんか。
ところが実際は、牛の平均睡眠時間は3時間ほどといわれています。
ナポレオンなみですね。逆に惰眠をむさぼっているのはご存知ナマケモノ。
一日20時間も眠っています。猫の仲間は14時間。ヒトはウサギ、チンパンジー、ブタなどと同じで8時間。
動物の中では平均的な睡眠時間だそうです。
動物学者によると、動物の睡眠時間は身の安全に左右されるそうです。
ライオンは猫と同じぐらい眠りますが、食べられる側のシマウマ、シカなどはおちおち眠ることもできずに、
わずか一日2時間だそうです。
牛も太古の昔は襲われる側。そのDNAを今も引き継いでいるのかもしれませんね。
今は、外敵の心配もないのでゆっくり眠ればいいと思いますが・・・。


牛の睡眠は極めて短時間(4分程度)のものを6~10回繰り返すとされていますが、睡眠についてはまだ不明な点が多いです。
睡眠時には牛は眼を閉じ、頭部を地面または自分の体に置いている姿勢が多いです。
睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠に分けられます。レム睡眠時には筋運動は不活発で急速な眼球運動が認められます。
ノンレム睡眠時には、筋電および眼球運動は不活発です。
牛の睡眠は「まどろみ」「浅い睡眠」「深い睡眠」に分けられますが、
レム睡眠、ノンレム睡眠との関係は不明であり、研究が始められています。

by EITARO(sato)

参考文献:
ミルクの雑学/雪印メグミルク
牛の休息や睡眠時間とそのとりかたについて/畜産経営技術Q&A情報

2012-4-25 | Leave a Comment

牛の飲水量はどのくらい?



「牛飲馬食」の例えのとおり牛はよく水を飲みます。よく水を飲む牛はよく餌を食べます。
採食量は産乳量に影響し、良い仕事をする裏づけになります。
特に、夏場になると体内の熱を放出するためにも水をよく飲む牛でなければなりません。
牛乳中の水分は87%を占め、水分として糞から30~50リットル、尿から20リットル、
そして呼吸により20リットル毎日排出されます。

【参考文献】「蹄」2012/1月号『削蹄が及ぼす経済効果 NOSAI宮城 武蔵 昌文』より抜粋

by EITARO (sato)

2012-3-29 | Leave a Comment

牛乳が白く見えるのは?



by EITARO (sato)

参考文献
りんたらくと 畜産Q&A どうして牛乳は白いのですか?

2012-2-29 | 2 Comments

春の削蹄シーズンが来ました!

牛の爪切り削蹄。牛にとっては年2~3回切ることがが理想です。
500kgもある体重を支えていてすぐに伸びる爪先はとてもデリケート。
だからこそプロの技が必要です。

ではいつ頃切るのが最適でしょうか。
牛にとっては春と秋になります。
当社は一年を通して削蹄を行っており、数頭の削蹄はもちろん牛舎全頭の場合でも一日で完了できるスピードで迅速に行います。
北海道の涼しい春と秋、そして素早く的確な削蹄で牛に触れる時間を少なくし牛のストレスを軽減することは大切なことです。

春は新しいスタートの時期。牛さんもきれいな爪先で元気にリフレッシュなスタートを!

by WASHIMI

2011-3-5 | 2 Comments

削蹄工具のおはなし

今回は削蹄工具のお話をしてみたいと思います。

牛の蹄を切るには工具が必要です。
切れ味の鋭い数種類の工具を使い分け、手際よく蹄を切ってゆきます。


こちらは削蹄鉈(さくていなた)と鎌形蹄刀です。
削蹄鉈で蹄のまわりを削り、蹄刀で蹄の底面をけずってゆきます。






こちらは削蹄直刀と削蹄せんかんです。
直刀は保定削蹄時に使い、せんかんは足の後ろ側にある地につかない副蹄を切る時に使います。



工具のお話でした。

by WASHIMI

2011-2-5 | Leave a Comment

牛の角が伸びたときは

牛の削蹄とは足の蹄(ひづめ)を定期的に削ることです。
人間とおなじく爪が伸びるように牛も足の爪がのびてゆきます。
年2~3回切るのが望ましいですね。


牛といえば角。
角があると牛同士のケンカや人に対しても危険が増します。


蹄は定期的に切りますが角はどうでしょうか。
角の場合若いうちに角の組織を焼ききって生えてこない処理をおこないます。
そして処理を行わない牛は定期的な除角が必要となります。


もちろん当社は削蹄も除角も大丈夫。
爪も角もきちんと整えることで未然に危険を予防することができます。


牛のライフスタイルを日々サポートし、牛の良好な成長を見続けております!


by WASHIMI

2010-12-24 | 2 Comments

牛の蹄(ひづめ)、よく見ると。

牛や豚、そしてヤギの爪先は二つに分かれています。
一般に二つに分かれている蹄を偶蹄類と呼んでいます。


元々は5本の指があったものが進化の過程で大きな爪2本が進化し、残り3本が退化しています。
大きな牛の体重を二つの爪先x4本で支えています。


牛の足裏(爪の裏)をみると大きな爪2つの後に小さな爪2つがみえます。
残りの1本はもう少々体の近く側に残っています。


例えば馬の場合爪が1つ、残り4本は退化しています。
牛よりより早く走ることのできる馬。
生き残るための足の進化ですね。


数千年の時間を経て進化した蹄。
それ以上に短時間で様々な環境変化にされされている蹄。
柔軟に対応できない分、人間が適度なタイミングで処置をし環境変化に対応する必要があります。


蹄と環境変化の最適ポイントをご提案してゆくのも、わたくしたちの大切な仕事の一つです。


by WASHIMI

2010-12-17 | 2 Comments

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