牛乳はビタミンも豊富


牛乳には、ビタミンCは少ないものの、そのほかのほとんどのビタミン(脂溶性ビタミンのA、D、E、K。水溶性ビタミンのB1、B2、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、B12など)が含まれています。
とくに豊富なのが、ビタミンA(レチノール)とB2です。

ビタミンAは、活性酸素の発生を抑え、細胞の老化を防ぐ働きがあり、アンチ・エイジングには欠かせないビタミン。不足すると、視力の低下や肌のかさつき、抜け毛などが起こりやすくなります。また、ビタミンAには、免疫機能を高め、感染症などを予防する働きがあることもわかっています。

もう1つのビタミンB2には、細胞の再生や脂質などの代謝を促進する働きがあります。皮ふや髪、肌などを健康的に保つ「美容ビタミン」として知られています。また、脂質をエネルギーに変換するので、脂肪分の多い食事を好む人や、肥満の予防・解消には不可欠のビタミンです。

ビタミンAとB2は、レバーやウナギなどに多く含まれています。しかし、毎日続けて摂取することを考えると、手軽に飲むことができる牛乳はとても身近な補給源だといえます。

また、ビタミンは単独で働くほかに、数種類の相互作用によってより高い機能を発揮します。多くのビタミンを含む牛乳は、この点でも優れた食品だそうです。

参考文献:株式会社 明治
写真素材:ピクト缶

by RIMU