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牛の体調のバロメーター

人間の三大疾病は「がん、急性心筋梗塞、脳卒中」と言われています。
食生活や生活習慣の乱れ、そして免疫力が落ちるとめぐりめぐり心臓や脳やガンと繋がってゆきます。


では牛の場合どうでしょう。


牛の場合胃の中のpH(ペーハー)、つまり酸性かアルカリ性かによって体調が左右されます。
ふつうは中性に近いのですが、牧草飼料以外に乳量アップのための濃厚飼料(穀物類)が多くなると、
酸性が強くなってゆきます。


胃の中の酸性が強くなると体のバランスが崩れはじめます。


酸性の影響が血液に乗り全身をめぐり、症状として真っ先に爪先、蹄(ひずめ)に様々なかたちで現れてきます。
それほど蹄はデリケートでもあり、体調を表すバロメーターなのです。


蹄に現れた症状だけを削蹄で切除しても牛の健康状態は改善してゆきません。
それは人間も同じですね。


爪先を定期的にチェックし同時に環境や体調、そして免疫力をアップさせることで一つずつ解決してゆきます。


当社で削蹄した牛は、人間が医者にかかるのと同じく一頭一頭カルテ管理しております。
牛の体調経過と解決策もご提案してゆくのも、わたくしたちの大切な仕事の一つです。


by WASHIMI

2010-12-10 Category コラム, 蹄病・消毒

2 Responses to “牛の体調のバロメーター”

  1. くん

    先月が当たり前に過ぎて、来月も当然のようにやって来るのに・・・・


    でも師走12月、1年の締めくくり……

    生活習慣が崩れつつの中、せめて免疫力が低下しないように【牛】さんと一緒にガンバリまぁ~す(^o^)/



  2. WASHIMI

    くんさん
    あっという間の12月ですね。
    免疫力アップで年末を締めくくりましょう^^



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