言葉を使わなくても、視覚や嗅覚などで互いを認識して感情を伝えます。動物同士は、視覚、嗅覚、触覚、聴覚を使ってコミュニケーションを図ります。
視覚とはボディーランゲージのことです。犬や猫は、歯を剥く、耳を後ろに倒す、毛を逆立てるなどの身体の動きで感情を伝えます。こうしたボディーランゲージの意味を知っておくと、犬や猫が何を言おうとしているのか、どんな心境にあるのかを理解できるでしょう。
聴覚とは鳴き声のことです。例えば、猫は「ごろごろ」あるいは「ニャーン」と鳴いたりします。「ごろごろ」は甘えているときの鳴き声で「ニャーン」は自分をアピールするときの声です。ケンカのときは「シャー」という声を出し、「フーッ」という声で相手を威嚇することもあります。犬の祖先であるオオカミの遠吠えも、聴覚を使ったコミュニケーションの一種です。