北北海道を牛柄トラックで駆ける牛削蹄所。菅原道北削蹄所のオフィシャルサイトです。

Hokkaido Photo 10/6



Pentax MX-1
photo by EITARO (sato)
名寄市健康の森にて

2016-10-6 Category eitaro, 風景フォト | Leave a Comment

staff photo 9/30



SONY XPERIA Z1
Photo by RIMU
事務所にて

2016-9-30 Category rimu, 風景フォト | Leave a Comment

とある獣医師の独り言43

九月になりました。暑い夏も台風と長雨で一気に秋の空気に変わってしまいました。ここからは一気に日が短くなり、寒くなる一方でなんだか寂しい感じになるのであまり好きな季節ではありません。実りの秋なので食べ物がおいしくなるのは良いですけどね。釣りにもいい時期になりますし。
本題です。今月もSARA(亜急性ルーメンアシドーシス)によってルーメン微生物が死亡することで引き起こされる病気の続きです。

◎繁殖障害
今までこのコラムではSARAになると、エネルギー不足とタンパク不足により栄養失調となることは何度もお話ししてきました。栄養失調の状態になると牛はまず先に自分の生命維持のためにエネルギーを使います。そして生命維持に使って残ったエネルギーを自分の子供のための牛乳を作る泌乳のエネルギーとして、それでもエネルギーが残っていて初めて子孫を残すために繁殖(発情)へとエネルギーを回すそうです。ですからSARAの状況下では繁殖障害になるのは当たり前と言ってしまえばそうなのですが、ルーメン微生物の死滅によるエンドトキシンによってさらに繁殖に悪影響を与えます。今回はそのお話しです。エンドトキシンは血液に取り込まれることによって様々な臓器に行くことはお話ししましたが、卵巣も例外ではありません。

写真1 牛の卵巣 下の写真には4個の卵胞がある

1、卵胞機能への影響
 卵巣の中には複数の卵胞があり卵胞液と一つの卵子が入っています。その卵胞液が発情や受胎に重要なホルモン、エストロジェンとプロジェステロンを分泌します。卵巣に到達したエンドトキシンはこれらのホルモンのバランスを崩すことよって発情を起こさないように働きます(鈍性発情あるいは無発情)。
2、卵子への影響
 卵子は卵胞の中で成熟することにより排卵し、授精によって子宮内で精子と結合することにより受精卵となります。しかし、卵巣内に入り込んだエンドトキシンは卵子を授精できるように成熟させるのを阻害します。つまりはエンドトキシンがあると卵子は成熟できなくなり、排卵できるような卵子に成熟できなくなるのです(卵子の発育障害)。
さらに受精卵は子宮から栄養を得るための栄養膜と呼ばれるものを伸ばすことで子宮に着床し核分裂を繰り返し胎児へと成長していきますが、ところがエンドトキシンは栄養膜を作るのを阻害することで着床にも悪影響を与えます(受精卵の着床障害)。

もちろんエンドトキシンSARAの時だけ出るものではありません。大腸菌性の乳房炎や産褥性の子宮炎の場合にはSARAの場合よりも多くのエンドトキシンが産生されます。エンドトキシンの量が多ければ多いほど繁殖に悪影響を与えるのは間違えありません。みなさんも経験があるかと思いますが、乳房炎や子宮蓄膿症に罹った牛はその後受胎が悪いのはこの影響もあるようです。エンドトキシンは怖いですね。
今月は以上です。お付き合いありがとうございました。


byとある獣医師

Hokkaido Photo 9/21



Nikon D5000 Nikon AF-S DX Zoom Nikkor ED 55-200mm F4-5.6G
Photo by RIMU
新千歳空港にて

2016-9-21 Category rimu, 風景フォト | Leave a Comment

第23回北海道ブロック牛削蹄競技大会レポート

平成28年9月5日・6日の2日間にわたり帯広市 帯広畜産大学で開催された、第23回北海道ブロック牛削蹄競技大会。
フォトで大会の様子をお伝えします。





大会1日目は削蹄判断研修です。






削蹄研修を終えた後、交流会が行われました。










2日目は牛削蹄競技大会開催です。






































講習会が行われました。


いよいよ結果発表です。






単独保定の部
優勝 北見市 小林 優斗


枠場保定の部
優勝 士別市 渡辺 祐太


単独保定の部(写真左から)
優 勝 小林 優斗 (北見市)
準優勝 新 知幸(江別市)
3 位 高田 和弘(北見市)
4 位 渡部 晃大(七飯町)



最後に各部門優勝者の記念撮影です。
本当におめでとうございます!

by RIMU

2016-9-15 Category コラム, 削蹄師会 | Leave a Comment

御神輿の担ぎ手として参加しました!

9月3日に行われた美深神社例大祭。
今年も縁がありまして、当社全スタッフが御神輿を担がせていただきました。
その様子をレポートします。













無事に練り歩くことができました。
そしてとても楽しく参加させていただきました。

by Rimu

2016-9-12 Category コラム, 当社 | Leave a Comment

Hokkaido Photo 9/9



Nikon D5000 Nikon AF-S DX Zoom-Nikkor ED18-55mm F3.5-5.6GⅡ
photo by RIMU
帯広畜産大学にて

2016-9-9 Category rimu, 風景フォト | Leave a Comment

Hokkaido Photo 9/3



Nikon D5000 Nikon AF-S DX Zoom-Nikkor ED18-55mm F3.5-5.6GⅡ
photo by RIMU
美深町美深神社にて

2016-9-3 Category rimu, 風景フォト | Leave a Comment

Hokkaido Photo 9/2



Canon EOS Kiss X2
photo by SHUN
旭山動物園にて

2016-9-2 Category shun, 風景フォト | Leave a Comment

道北田島会&懇親会in名寄

平成28年8月13日(土)名寄市「なよろ健康の森」にて道北田島会を開催させていただきました♪
今年は、田島先生の奥様も御招きしパークゴルフ大会を開催しました。
一部ではございますが、ご紹介させていただきます。



田島先生の奥様


兵庫からお越しくださった当社、松原のお母様










宗谷地区NOSAI中部支所 塚田先生にもご参加いただきました。


結果発表です。
今回、3チームに分れパークゴルフを開催しました。
入賞者には豪華景品を用意しました。
優勝
当社、萩野、渡辺、田島先生の奥様でした。






田島先生からの超豪華景品♪




綿あめ職人の亮ちん




親睦会会長の締めの挨拶




byRIMU

2016-8-31 Category コラム, 当社 | Leave a Comment

Hokkaido Photo 8/20



FUJIFILM X-M1 FUJIFILM XF27mmF2.8
photo by EITARO (sato)
朱鞠内湖にて

2016-8-20 Category eitaro, 風景フォト | Leave a Comment

Hokkaido Photo 8/16



FUJIFILM X-M1 FUJIFILM XF27mmF2.8
photo by EITARO (sato)
朱鞠内湖にて

2016-8-16 Category eitaro, 風景フォト | Leave a Comment

Hokkaido Photo 8/13




FUJIFILM X-M1 FUJIFILM XF27mmF2.8
photo by EITARO (sato)
美深にて

2016-8-13 Category eitaro, 風景フォト | Leave a Comment

Hokkaido Photo 8/10



FUJIFILM X-M1 FUJIFILM XF27mmF2.8
photo by EITARO (sato)
朱鞠内湖にて

2016-8-10 Category eitaro, 風景フォト | Leave a Comment

とある獣医師の独り言42


8月です。ここ道北のオホーツク海側にしては異常な蒸し暑さが続いています。今年は暑い夏になるとアメリカ航空宇宙局(NASA)が発表したそうです。数年続いていたエルニーニョ現象が終息してラニーニャ現象が起きているそうです。ペルー沖の海水温が上がるのがエルニーニョ、下がるのがラニーニャだそうですが、ペルー沖の温度がなぜ日本に影響するのかは私には理解できませんが、暑い夏は個人的には大歓迎です。牛さんにはちょっと過酷かもし得ませんが、宗谷の暑さはそんなには長くは続かないはず。少しの間だけ我慢していただきましょう。それでは本題です。
数回にわたりSARA(亜急性ルーメンアシドーシス)が起こす病気について書いてきました。前回まではSARAが直接起こす病気についてお話ししましたが、他にもルーメン微生物が死滅することで発生しやすくなる病気もあります。今月からはそちらをお話ししていきます。

◎乳房炎
皆さんもご存じだとは思いますが、乳房炎は通常は乳頭口から細菌が侵入することにより乳房内で細菌が増殖し、乳房に炎症を起こす病気ですが、SARAの場合には別の要因で乳房炎が起こります。SARAによって過剰に作られた乳酸で酸性化したルーメン内では多数の微生物が死滅していきます。その死滅する微生物の中には大腸菌の仲間もたくさんいます。この大腸菌の仲間が持っている毒素をエンドトキシンと言います。死ぬ(エンド)と出る毒(トキシン)なのでエンドトキシンと呼ばれています。酪農家の方なら大腸菌の乳房炎は少なくとも一度は経験しているでしょうから、その毒素の強さはご存知でしょう。そのエンドトキシンはルーメンを出て、腸から吸収され血液に乗ります。エンドトキシンの毒性は末梢の血管に血栓(血の塊)を作ることによって血液を遮断することにあります。血液を遮断された臓器は栄養を得ることができなくなり、正常な働きをすることができなくなり部分的に壊死(えし)します。もちろんエンドトキシンは血液に乗り全身にめぐるので様々な臓器に影響を与えますが、乳房炎に関与する臓器は乳房と肝臓になります。

1.乳房への影響
エンドトキシンは乳房へ流れ、牛乳を作る乳腺細胞を破壊することで、牛乳中の体細胞の上昇を起こします。壊死した乳腺細胞では正常な牛乳を作ることができないため、体細胞が上昇してしまうのです。もし細菌検査をしても細菌が検出されないような場合は、SARAによる乳房炎の可能性があります。

2.肝臓への影響
もう一つはエンドトキシンが肝臓の細胞を破壊することで免疫機能が低下するために乳房の細菌感染を防御できなくなる場合です。肝膿瘍のところでもお話ししましたが、肝臓には大きく3つの役割があります。一つは代謝(摂取した栄養を体で利用できるようにする)、二つ目は胆汁(脂肪やたんぱく質の消化に関わる消化液)の排出、そして三つめは解毒になります。ウイルスや細菌の毒素、体内でできたアンモニアや摂取した毒物を無毒化することを解毒と言いますが、その役割を担っているのが肝臓です。また様々な免疫に関わるたんぱく質を作っているのも肝臓ですから肝機能が低下すると侵入してきたバイ菌に抵抗することができなくなり、乳房炎のリスクが高まります。もちろん乳房炎だけではなくあらゆる感染症に弱くなるため、肺炎に罹る牛も増えます。
さらに肝臓へのエンドトキシンの流入は肝臓の他の役割でもある代謝の低下や胆汁の排出の低下も招き、最終的には牛は栄養失調に陥ることでさらに病状は悪化していきます。

SARAの状態はルーメンで常にエンドトキシンがつくられ、それが体に吸収され続けるということですから、慢性の大腸菌性入乳房炎が起きているのと同じ状況です。絶対に避けるべき飼養管理だと思います。今月は以上です。
お付き合いありがとうございました。

byとある獣医師

staff photo 8/7



Apple iPhone 6
photo by SHUN
当社、鈴木翔太クン♪♪

2016-8-7 Category shun, 風景フォト | Leave a Comment

Hokkaido Photo 8/4


Pentax MX-1
photo by EITARO (sato)
美深バイパスにて

2016-8-4 Category eitaro, 風景フォト | Leave a Comment

当社の枠場







Nikon D5000 Nikon AF-S DX Zoom-Nikkor ED18-55mm F3.5-5.6GⅡ
photo by RIMU

2016-7-30 Category rimu, 風景フォト | Leave a Comment

Hokkaido Photo 7/29




PENTAX WG-3 GPS
Photo by RIMU
稚内にて

2016-7-29 Category rimu, 風景フォト | Leave a Comment

Hokkaido Photo 7/25



Nikon D5000 Nikon AF-S DX Zoom Nikkor ED 55-200mm F4-5.6Gphoto
Photo by RIMU
旭川にて

2016-7-25 Category rimu, 風景フォト | Leave a Comment

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